編集部注:Saar GurはCharles River Venturesのゼネラル・パートナー。Twitterアカウントは@saarsaar。
スマート・モバイル・サービス(アプリでなく!)がやって来る
新しい世代のスマート・モバイル・サービスがやって来る。Google Glassesが世界を変える次世代消費者向けサービスを作るのを待つ必要はない。そんなサービスを可能にする機能の多くは、こんにちのスマートフォンの中に存在している。
私がアプリに対してサービスと言う意味
まず、殆どのモバイルアプリ開発者は、自分たちのユーザー体験を、まるで電話機の中にデスクトップアプリを詰め込むかのように作っている。私たちは何かが必要になるとそのためのアプリを開く。デスクトップでメールをチェックするためにOutlookを立ち上げ(私はGmaiだが)、レストランのお薦めが知りたい時はiPhoneでYelpアプリを開く。まったく同じだ。
それを私が使っているか、オフになっているかどちらかだ。バックグランドで動くモバイルアプリ(例えばメール)に関して言えば、いまのところ私のオフラインでの体験ややりとりに何の利便も付加していない。多くのアプリでは今後もこれで良いだだろうが、バックグラウンドで走るまったく新しい世代のサービス(アプリではなく)が出来るはずだ。いつもそばにいて、日々の生活、生産性、そして体験に付加価値を与える。
私の言う「スマート」の意味
「スマート」とは、ユーザーを理解し、その物理的および知的状態を理解するという意味だ。
スマートサービスはユーザーの情報をバックグラウンドで処理し、ユーザーの意志をリアルタイムで正確に予測し、助言や結果やさまざまなユーザーインターフェース・インタラクションを予測した状態に基づいて提供する。
スマートの例:Googleのモバイル予測検索:位置情報を与えることで、Googleは検索クエリや検索結果をより賢く予測する ― その結果ユーザー体験が改善される。
現在、ユーザーの状況、状態を理解するために何らかの処理を行なっているアプリは殆どない。位置情報データ、私がどこにいるか、誰と一緒なのか、ウェブサービス、および情報等を使えば、ユーザーについて予測を立て(例、今彼は自宅にいるのか、あるいは運転中なのか等)、状態に応じて接触のしかたを変えることができる。
ユーザーとのインタラクションの変化
現在のモバイルアプリは、通知用チャンネルとSMSを使ってユーザーをアプリに呼び戻している。しかし現在の私の状況を利用した「スマート通知」は殆どない。次世代サービスは、追加しようとする価値が、状況にマッチしている時のみ割り込んでくる。そして、異なるユーザーインターフェースを私の状態に応じて見事に構築する。
そんな新しいスマートサービスがどんなものになるか考えてみたので、その特徴をいくつか紹介する。
もっとも破壊的なものは、われわれの物理的行動を変化させ、オフライン体験に付加される。
サービスはすべてをバックグラウンドで処理し、高度な正確性でわれわれの状態を予測する。
その多くが割り込みを通じてユーザーとやりとりする ― そして何らかの価値を追加する場合にのみ割り込む(例えばUberなら、呼んだ車が近くに来た時)。「重荷」に感じさせたり、過剰な情報を浴びせたりしない ― 彼らは価値をもって割り込む権利を得る。
一部のアプリではユーザーインターフェースが既存のウェブインターフェースと大きく異なってくる ― ほとんどの間は提案したり割り込んだりする要件がないが、必要な時は非常に役立つ。例えば、ユーザーはこう言っても構わない「今は用がないからアプリを閉じてくれ」。
状況を理解するのに簡単な経験則で足りる場合あれば、膨大なデータ処理を必要とするものもある。例を上げれば、多くのホームオートメーションアプリは、自動的に音楽を鳴らしたり、暖房をいれたりするために私が自宅にいることさえわかれば十分だ。しかし、もっと複雑なやり取り、お薦め、取引き(例:Squareの支払い)のためには、洗練されたデータ分析とデータ処理が必要になる。
もし、ここまで来る間に多くの読者を失っていたとしたら、大変申し訳ない。核心をつくためのもう一つの方法はこう質問することだ。なぜ今、下に挙げたサービスが存在しないのか?
ダイエット ― なぜ私がジェラートの店に入った時(これが私の実際の行動である可能性は極めて高い)、私を呼び止め、店を出てフローズンヨーグルトの店に行くよう勧めてくれないのか。
音楽とホームオートメーション ― なぜ車を家のガレージに入れた時、適当な時刻ならオーディオのスイッチを入れてくれないのか。
運転 ― なぜカレンダーで私がパロアルトからサンフランシスコに行かなければならないのを見て、101号線が渋滞していると前もって知らせくれないのか。なぜ未だに自分でチェックしなければいけないのか。事前に問題の可能性を指摘し、そうでないときは黙っていればよい。
発見 ― もし素晴らしい位置情報ベースのコンテンツ(あるいは人物)があるなら、どうしてこんなに発見するのが難しいのだろう。
(位置情報サービスの気の利いたブレーンストーミングには、必ずこのシナリオが入るだろうし、過去10年間入っていた。しかし、今や実現に必要な手段は存在し、そんなサービスが現実になろうとしている)
今はまだ始まったばかりで、これから何がやって来るのかワクワクする。みなさんは一番すごいスマートサービスが何をするのか、どんなのものになると思うだろうか
OrchestraのGentry Underwoodには、本稿のために多くのアイディアとひらめきを与えていただき、深く感謝している。
(翻訳:Nob Takahashi)
(この記事はテクノロジー総合(TechCrunch Japan)から引用させて頂きました)
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posted by ダイエットに目覚めた男 at 09:19|
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